新潟ソロツーリング プロローグ

極寒の宝塚山中に同郷のY氏に連れて行かれ、サイクルワールドにはまり込んでか
ら今年で3年が経過。
今年は私が会社に入って10年目の年でもあり、有り難い事に会社から記念の5連
休が頂けることになってました。
さてこの5連休をどうやって有効に使うものか?夫婦会議は開かれました。

海外旅行行くか!(パパ)
でも家族5人でいったいいくら掛かるの?ちびもまだ小さいし・・・却下。(ママ)
じゃ温泉旅行!(パパ)
それ喜ぶの大人だけやし。却下。(ママ)
じゃあキャンプ三昧!(パパ)
子供たちもキャンプ大好きだしそりゃあいいね。(ママ)
しかしそれじゃ今ひとつ思い出に残らんような・・・(パパ)
じゃ新潟(ママ実家)まで自転車で走りながらキャンプすれば。私たち車で伴走し
てあげる(ママ)
俺だけ自転車?(パパ)
だって趣味でしょ。自転車。(ママ)
・・・。(パパ)

と言った訳で10年休暇は夏休みに新潟までの自転車旅行(俺だけ)&キャンプ三
昧することに決定しました。
これ奥さんが新潟まで自転車でって言ったのには副線がありまして、
結婚前当時向こうのご両親への挨拶に「自転車で行こっかな?」と当時彼女にもら
したことありました。
実際そのために自転車(メリダ MTB 3×7速 4万円くらいだったような)買い
ましたし。
結局はびびってバイク(ヤマハ SRX-4 6速 中古20万円くらいだったよう
な)で行きました。
奥さんはこの時の事覚えてたんですね。
今考えれば私が自転車にはまる要素もこの辺にあったような気がします。

そしてやってきました夏休み!
ところがところが、私の仕事が記録的猛暑の気温上昇とともにファイヤー状態にな
りまして、
5連休を取れる状況ではなくなってしまいました。トホホ・・。
(と言いながら、しっかりツールド豊岡&シマノ鈴鹿には行きましたけどね。)
気がつくと秋。
幼稚園あり、学校ありで家族と共に5連休取る夢はかなたに消えてしまい、
計画は頓挫したかに見えたのですが、
「新潟いつ行くの?今行っとかへんと後悔するで!」
と奥さんがお尻に火をつけてくれるじゃないですか!
俺も男だ行くっきゃない。
てな訳で、仕事が一区切りつきそうな10月半ばに新潟行きを再計画しました。
まず企画書を作成。

この時、勢いあまって企画をもうひとつ「車中泊、全国ヒルクラめぐり」立てたの
ですが、奥さんに一蹴され没と相成りました。
この企画は20年勤続記念休暇まで取っておくことにします。(そこまで勤めてる
かわからんが・・・)
新潟行きは、一人でどんどん寒くなる時期に北に向かうとモチベーションが持たな
い気がしてきたので、
空路新潟入りして、家族の待つ宝塚に帰ってくる計画に変更。
コースは鉄腕DASHソーラーカーにならい、可能な限り海沿いを走ることに。
(但し能登半島行くと6日で帰って来れないと判断してパスすることに)
♪はっしり〜だしたら〜・・・・運がわるけりゃぁ死ぬだけさ〜死ぬだけさぁ〜♪
バイクはメカトラが怖いので、MTB+スリックタイヤを選択。


宿は、軽快に走りたいのと、土地の人との出会いを期待して当日の民宿飛び入りと
しました。
宿の予約は奥さんが担当してくれることに。これで離れていても旅での一体感が味
わえるってことで・・・。(感謝)
10月に入ってからは、昼は会社のデスクで地図を広げてマーカーペンで道を色塗
り塗り(ルンッ)
夜はパソコンの前で部品注文の日々・・・。気分はもう新潟に飛んでおりました。

そして直前のZB飲み会、いや焼肉大会。
みんなにうらやましがられ、吉永さんに「暗い夜道で土砂降りの中、パンクしたり
するでー!手がかじかんだりしてつらいで!」
と脅されても気分は新潟!
日本海に沈むでっかい太陽を見ながら快走するイメージしか持ってませんでした。
まさかわが身に予言通りの出来事が起ころうとは、このときの私が知るよしもあり
ません・・・。

そして迎えた旅立ちの日。
パニアバックと寝袋(非常用)、輪行バックに詰めたMTBを肩に伊丹空港に。
家族に見送られ、12:30発新潟行きJAL便に乗り込みました。
輪行バックの中身は以下
衣類(トレーナー、トレーニングパンツ、下着2枚、ドライTシャツ2枚、靴下2
枚、サイクルパンツ2枚、アームウォーマー、レッグウォーマー、ZBジャージ、グ
ローブ2ケ、ウインドブレークジャージ)、カッパ、バックカバー、帽子、
工具(チューブ1本、タイヤパッチ3枚、タイヤレバー、チェーンカッター、アンプ
ルピン5本)
携帯電話+充電器、財布、予備電池(単3−4本、単4−4本)、サングラス、ポケット
ティッシュ、
薬(消毒液、カットバン、正露丸、胃腸薬、日焼け止め)、
洗剤(ジップロック入り)

初めての飛行機輪行は、自転車がどう扱われるのか不安でしたが、手渡し荷物とし
てくれて
とっても丁寧に扱ってもらえました。


13:30新潟着。新潟は寒いのを覚悟して防寒装備をいっぱい持ってきたのに、台
風22号一過で暑いくらいの陽気。
空港には奥さんのお姉さんが迎えに来てくれることになっていたので、合流。
奥さんの実家まで車に乗せていただきました。
義父さん、義母さんにご挨拶。
夕方は明日の天気を約束するかのごとく見事な夕焼けでした。


週間天気予報も1週間まずまず晴れとのこと。ヨッシャー!こりゃ雨具いらんかった
かも・・・と思っちゃいました。
その夜は、豚しゃぶ(奥さん実家は養豚してます)、栗ご飯などで歓待していただ
きました。
酌を交わしながら、「ほんとに行くの?」「宿はどうするの?」「途中でパンクし
たらどうするの?」とやはり義父さん、義母さんもかなり心配の様子が伝わってき
ました。
そりゃここで私が車にひかれでもしたら、奥さんは路頭に迷いますもんね。
改めて安全第一と肝に命じます。
緊張のせいか、あんまり酔わずに就寝。興奮で今ひとつ熟睡できず。気がつくと東
の二王子山の向こうの空が白んできました。
いよいよ宝塚まで750kmソロツーリング出発の朝です。

新潟ソロツーリング エピローグは以上。
続きは後日「1日目。いきなりの土砂降り!どこまでも付いてくる佐渡島。目指せ柏
崎!」編にて


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Team Zita Bata

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