淡路島<日遣トンネル>探訪ツーリング


昨年より、淡路島へのツーリングが増えているが、その殆どが、尾根筋を岩屋から南下し、
西海岸を北上して帰るというパターンでした。淡路島は、尾根筋や、東西方向の山越えの
小道が多く存在し、意外にもその多くが舗装されています。しかも山上ルートに信号はなく、
車も少なく快適です。

何度か行くうちに気がついたのですが、これだけ山に道がついていながら、トンネルが全く
ありません。高速道路や南淡にはありますが、北淡の一般道ではお目にかかりませんでした。

そんなある日の尾根ツーリングの際、たまたま見かけた観光案内板で日遣トンネルの存在を知り、
その日は暑かったこともあり、トンネルの冷やりした空気が恋しくなったのですが、地図と言うより
イラストに近いものだったため正確な場所が掴めず、また、標識等も無かったため、去年2回の
探索時は空振りに終わっておりました。



まずは、国道28号線を南下、巨大観音の前を通過し、国道のバイパスと別れ、旧道へ。
生穂川を渡り、パイパスと合流した地点より西進し、山を目指します。


春爛漫の淡路島 この奥の山へと登っていきます


谷を埋め尽くす夏みかん?の林の横を登ります
(小さい黄色い点が実です)


まずは、山頂の東山寺に到着


神戸新聞の記事 http://www.kobe-np.co.jp/rensai/tunnel/06.html の地図を頼りに東山寺を
中心に探しますが、みつかりません。


こことあたりをつけた道を下っていると、飼い犬が激しく吠えます。普段地元民しか通らない道への
進入に驚いたのか、鳴きやまず、おばさんが出てきました。

そこへ、下りでの落車恐怖症の残る吉永さんが遅れてやってきました。
さっそく、おばさんにインタビュー開始。なかなか役に立つ同行者です。


トンネルについて聞く吉永さん

このおばさんは、小学生の頃、このトンネルを通って、学校に通っていたそうです。
そして、我々に缶ジュースをくれました。出発する我々に手を振って見送ってくれます。

これでトンネルは頂き、と思いきや、吉永さんが肝心のトンネルへの道をしっかり聞いて
おらず、畑の仕事道に入ったりとまた迷走モードに。

更に別のおばさんに聞くことに成功し、ようやく場所を特定。
坂を一旦下り、登り返しの途中から平行するように分岐する道の先にひっそりとありました。
過去2回通った道路のすぐ横なのですが、ブラインドになっていて気付きませんでした。

  


トンネル探検に備え懐中電灯を忍ばせてきたのですが、長さが10mほどで必要ありません。
完全な手堀風のトンネルです。トンネルの上の山もそう高く無く、なんでわざわざトンネルをと
いった感じです。片側の入り口(写真)は趣があるのですが、反対側はコンクリートで固められ
ていました。

しかし、探し求めたトンネルを発見でき満足です。
ちなみに場所は、国土地理院の「志筑」をよく見ると、 −)−(− という表現で載ってます。
行ってから気がつきました。


ここからは、西海岸の室津へと下り、ひたすら岩屋を目指します。

 


明石8:30の船で出発し、岩屋14:20の船で帰着となりました。




ホームへ

inserted by FC2 system