九州横断ツーリング

 2003年5月中旬
 メンバー:清水、山本

1日目

 自宅からモノレール南茨木駅まで自転車で、そして待ち合わせの伊丹空港に向かいました。
南茨木駅では、一昨日練習した輪行BAGを広げ予定通りに前輪を固定。
そして、袋が大きいので就寝用の銀マットもディレイラー側のバックステーに添わせ固定することで
ディレイラーの保護と手荷物を減らすことにした。

それでも、右手に自転車左手にサイドバッグ2個と腰にはウエストバッグと移動は大変です。
空港モノレールはギュウギュウに混むわけでもなく大型荷物も許される雰囲気なのだがJR在来線などは
輪行は大変だろうな・・・。

予報では、大分は雨!
飛行機が着陸体制に高度を下げ雲に突入したとたん雨です。ガク。
この場合どうするのだろうか、気持ち的にはどんな状況でも出発できる準備は出来ていたが
ここは自転車旅行の経験が多い山本っちゃんに判断をまかせた。





冷静にここは雨が上がるのを待つことになった。(それが正解)
2時間半ぐらい待っただろ、雨が上がり出発したのは12時ごろでした。
山本・清水の基本配列で別府へと向かっていった。

10kmほど走った時にまた雨が降り出し、本格的になってきた。
二人ともレインコートを着るタイミングも逃しビチャビチャになりながらコンビニで雨宿りすることにしました。
都合のよいことにコンビニの横にコインランドリーが併設されており、昼食がてら乾燥機で乾かすことに。

雨が小ぶりになり別府に向かって再出発です。
そこから30kmほど走っただろうか、重たいサイドバッグを付けての運転もなれてきた。
しかし、ちょっと自転車がふらついた。ここのところ仕事忙しかったし、昨日準備で寝不足だし
疲れとるな〜と思っていたら前輪の空気が減っているではないか!

この旅行の為に、ツーリング用のパンクしにくいタイヤとチューブを新調したのにそれも1日目、
できれは避けたい雨とパンクに合うなんてちょっとついてなかったな〜。

どうにか、暗くなるまでに別府まで到着し、公園の屋根つき休憩所にテントを張ることにしました。
マーケットで夕食の相談をし、チゲなべに決定。
チゲなべの素と白菜・豆腐・えのきだけ・豚肉と結構お手軽のおすすめです。
それと、ここらへんでは980円ぐらいの刺身5種セットがなんと550円で!
夕方の割引時間帯でさらに200円引き、なんともお買い得なこと。

チゲなべとお刺身で幸せな夕食を頂きました。





2日目
「ガラガラ・ドドーン」これは落ちたな。
外は、トイレに行きたくても気の引けるような雷で目が覚めた。
しかし、日ごろの疲と寝不足のため、また睡眠に入ってしまった。
次に気がつくと山本っちゃんはテントの外ですでに活動をしていたので急いで起きた。



今日も雨であることは朝一番の雷で覚悟していた。
すでに雨が降っていることもあり二人とも出発前からレインコートを着用なんと、同じモンベルの
色違いではありませんか。
山本っちゃんの赤のレインコートは、ヘルメットの赤シルバーとサングラスのシルバーにとっても決まっていた。
ちなみに私は、黄色。



出発後まもなくして雨が上がったのですが、別府から湯布院までの坂道を必死に漕いでいるともうサウナ状態です。
雨は上がったのだが、昨日の例もあるので2人ともレインコートの下の長袖だけを脱ぎ、
どうにか別府と湯布院の中間地点山頂の城島カントリークラブまでいきました。
(1度出張でここに来た事があったのですが、もう一度来るとは思わなかった)

あたりは霧で覆われていて景色は見えません。
そんなことより、私はレインコートをいち早く脱いでこのサウナ状態を回避できたことが気持ちよかったです。

そこからは、一気に下って湯布院を通過後、筌ノ口(うけのくち)温泉までが今日の目標です。

2人ともレインコートとはおさらばして一気に下り始めました。
霧が晴れていたらきれいな景色だろうなと思いながら半分下った頃に突然土砂降りの雨が、
下りの勢いと・レインコートの着る間もなく今日もずぶ濡れです。
下り終わった先のローソン前で雨宿りです。
ここで1時間半経過。
地図を見ると昨日50km、今日まだ20kmほどしか走ってなく全然進んでないな〜
なんて言っていると空が明るくなり雲の切れ間から少し日が差してきました。

もう大丈夫と確信した2人は、履き替えた突っ掛けからビチョビチョのシューズに履き替えて再出発です。
ここから、今日の目的地の筌ノ口(うけのくち)温泉までもほとんど登りです。
少し急がないと暗くなってしまうなと思いながら温泉までの最後の登りを
終えたのが6時ごろ。また少し雨が降り出し始めた。

そこから下って行ったのですが、2人とも寒いわ、腹は減ったわで温泉に着いたのが7時頃でした。
その温泉は24時間なので休憩所ねらいで到着したのですが当てが外れ、これから雨の中テントの
場所を探して準備となるちょっと辛いなと2人とも思っていたわけです。

ちょうどその24時間の温泉の横に旅館があったので「今夜とまれるか聞いてみよか?」
の一言で、笑顔に変わった山本っちゃんの笑顔は忘れられないほどの笑顔でした。

またその旅館の人もよくしてくれて、衣類を乾かしたいと言ったら部屋のファンヒーターに灯油を入れてくれて、
またそしてなんとお風呂は混浴!
初めての混浴だ〜と浮かれてみてもお風呂は貸切状態です。
冷え切った体に最高の温泉でした。
山本っちゃんは朝風呂も堪能していました。



3日目につづく・・・。


ホームへ

inserted by FC2 system